パルサールブ自動給油装置 シングルポイント用潤滑装置の選び方

シングルポイント用潤滑装置の選び方


バッテリー駆動で配線が不要で、初期費用をかなり抑えて自動潤滑ができる潤滑装置です。
グリースガンやブラシ、スプレーでの潤滑作業の省力化や省人化に寄与する一方で、
適切な潤滑装置を使用しなければ、効果が低くなってしまいます。
ここでは、シングルポイント潤滑装置の選定の仕方を特徴とともに説明します。


自動給油器の種類と特徴


オートグリス(ばね式)                                        

オートグリスの仕組み
ばねの圧力でグリースを押し出す装置です。軸受けの空間容積によって吐出量が変化しますが、
一定の圧力によって自動でグリースを供給することができます。





メリット
 ● とにかく安価に潤滑を自動化
 ● 繰り返し使えてランニングコストがかからない


デメリット

 ● 吐出圧が低く、安定的な供給が難しい
 ● 流量は軸受けの空間容積によって変わる


使用例
  


おすすめの潤滑装置


     パルサールブS


ガス式自動給油器                                         

ガス式自動給油器の仕組み
電池の電流を電解液に流し、化学反応によってガスを発生させることで、ガス圧でグリースを押し出します。
多くの場合で、ガスの発生量を調整することができ、潤滑量をコントロールできます。



メリット
 ● 安価で安定的に自動潤滑
 ● 防爆エリアでも使用可能


デメリット
 ● 比較的吐出圧が低く、設置場所が限定される
 ● 使い捨てタイプで使用毎に交換



使用例
  


おすすめの潤滑装置


     パルサールブE


電気モータ式自動給油器                                        


電気モータ式自動給油器の仕組み
あらかじめ設定したタイミングでピストンを往復させ、潤滑剤を吸引、吐出して断続的に定量の潤滑剤を供給します。
コントローラが付帯しているので、吐出間隔を細かく制御できます。




メリット
 ● 定量的な潤滑で省力化だけでなく、設備耐久性も向上
 ● 1台で複数ポイントで潤滑が可能で、不具合も検知

デメリット
 ● シングルポイント自動給油器の中では高価
 ● やや大きめの寸法


使用例
  


おすすめの潤滑装置

   

    パルサールブM            パルサールブOL


潤滑装置の選定には、容量や吐出間隔など様々な条件を考慮して、慎重に選定する必要があります。
株式会社シー・エス・シーでは、現場の条件や要望に応じた潤滑装置の選定と
導入後の安定的な運用に向けたサポートを提供しています。


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